一次産業衰退の誤謬と処方箋
一次産業が衰退の一途をたどっていると言われて何十年経過したか分からないが、衰退の原因は単純に生産性が低い(儲からない)から。
これを儲かるようにするには大規模に農地を購入して生産を行えばいいはず。だが、現状、農地法というものがあり、この制約から購入することができる法人が限られ、貸借だと所有者から返却を求められれば拒否できないような内容になっている。このような内容では大義を持った生産者がいたとしても参入できない。
農地は過去を振り返れば、国民の共有財産であったはず。(農地改革以前は)
田舎の農地では持て余した土地に太陽光発電用のパネルが並んで小銭を稼いでいる現状がある。農地は本来農作物を作り出すべき場所であるはずなのに。目先の利益にとらわれ大義を見失っている典型的な例だと思う。